東洋医学から見た子ども
前回までは、東洋医学で人をみる方法をお話してきました。
ここからは、子どもを東洋医学でみる方法をお話していきたいと思います。
タイトルに「ママのための~」と付いていますので、子どもの話に特化していかないと、ブログタイトルの意味がありませんものね。
ここで言うところの「子ども」とは、赤ちゃんから小学生くらいまでをさしています。
中学生くらいになると、大人と同じようにみることが多くなります。
望診と、親への問診が元になります。
いたずら好きで落ち着きがなく、じっとしていない子は熱が多い体質。
おとなしくて元気がなく、常に親にピッタリくっ付いているような子は熱が足りなくて冷えている体質。
と、大まかに熱証体質か寒証体質かにわけます。
熱証といっても、インフルエンザや麻疹、風疹、突発性発疹や溶連菌などの感染症は、適切な処置が必要となりますので、病院を受診してください。
嘔吐や下痢も、急性のものは食中毒などの疑いもありますので、病院を受診した方がよいでしょう。
慢性的な症状や、病後なかなか治りにくい症状がある場合、病気の予防に東洋医学は非常に役にたちます。
大切なのは、お子さんの元気なときの様子と、不調の様子をしっかり観察できること。
以下のチェック項目をもとに、毎日子どもの様子をよく観察してみましょう。
・顔色はどうでしょうか?
・顔の中で赤いところ、黄ばんで見えるところ、黒ずんで見えるところがありませんか?
・表情が穏やですか?
・眉間やこめかみに青筋がありませんか?
・眼の白い部分が青くありませんか?
・髪の毛が逆立っていませんか?
・肩から背中の上部にかけて産毛が多くありませんか?
・腰に産毛が多くありませんか?
・脊柱のライン上に黒ずんで見えるところがありませんか?
・下腹や腰が冷えていませんか?
・背中から腰にかけて皮膚がざらついているところはありませんか?
・食欲はありますか?
・食べ過ぎ、食べムラはありませんか?
・かみつきや暴力などの行動はありませんか?
・キーキー言っていませんか?
・寝つきは良いですか?
・目を開けて寝ていませんか?
・夜泣きしませんか?
このような点に注目して子どもを観察し、体質を4つのタイプに分類してみましょう。
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