怒りっぽい

今回は怒りっぽいについて。

子どもは1歳を過ぎた頃から自我が芽生え、自己主張が強くなってきます。

自分の思い通りにならないことも出てくるため、ストレスがたまり、イライラしたり、叫んだり、怒りっぽくなります。

急激な発達により脳が興奮し、それを発散しようとして怒りっぽくなります。


では、ストレスを与えないようにして生活すればいいのか?というと、それは違います。

人間はあらゆるストレスを受けて、社会で生活していけるように成長します。

「怒るから」「かみつくから」と、子どもの要求をすべて受け入れていては、将来自分の力で社会に出ていけなくなります。

保育園や幼稚園、小学校で楽しく生活できるように、怒りっぽさやイライラを鎮められるように促してあげましょう。

便秘や腹痛、疲れすぎ、寝不足などの不調で怒りっぽくなることもありますので、原因をよく観察する必要はあります。


思い当たる不調もないのに、いつも怒りっぽい子は、肝虚熱証で治療します。

後頚部、肩背部、側頭部に皮ふ鍼をします。  

膝から外くるぶしに向かって胃経、胆経の経絡上を皮ふ鍼をします。


家では…

機嫌の悪い時に無理に触るのはやめましょう。  

怒りっぽい子にも、気持ちを汲み取って、言葉にしてあげることは大切です。気持ちの伝え方がわかってくると、かみつきは減ってきます。 

 「ダメなものはダメ」と言うことは、その場でしっかり言い聞かせましょう。

叱る時も、一貫性がなかったり、子どもの怒りに負けていては「怒れば自分の思い通りになる」と覚えてしまいます。

機嫌のいい時に、肘の外側から親指にかけてさすってあげたり、歯ブラシで側頭部を軽くトントンと叩いてあげましょう。

子どもは親が思っている以上に大人のことをよく見ています。

子どもがイライラしているのは、親のイライラが子どもにうつっていることも多いです。

疲れている時は休む、たまには子どもを預けてリフレッシュする、など、親も気分転換することが大切です。

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