夢遊病

今回は夢遊病について。

前回の夜驚症とほぼほぼ一緒です。泣き叫ぶか叫ばないか…の違いくらい。


夢遊病は4~8歳頃にみられ、大人ではまれです。

眠ってから1~2時間ほど経った深い眠りのときに起こるので、朝起きても覚えていません。

突然起きて、動き始めます。寝相が悪いのとは違いますよ。

原因ははっきりしていませんが、興奮状態のまま眠りについてしまう、睡眠不足、ストレス、寝る時間起きる時間がバラバラだと症状が出やすくなると言われています。


肝虚証で治療します。

後頚部の皮ふ鍼と、ふくらはぎの皮ふ鍼で体をリラックスさせます。

側頭部、前頭部の皮ふ鍼で経絡上に停滞した熱をとります。

仙骨、内くるぶし周りのお灸で眠りの質を向上させます。


家では、

夜驚症と同じです。

寝る前のテレビやゲーム、スマホの使用を控えましょう。使い過ぎは脳を疲労させ、眠りの質を悪くします。

日中の出来事をよく聞いてあげるのもよいです。

寝る前に、後頚部や肩背部をスプーンでさすったり、仙骨やふくらはぎをドライヤーであたため、心地よく皮ふの表面を刺激してあげましょう。

起きたときにケガをしないよう、寝具周りは安全に。


うちの娘も、夢遊病(?)になるときがあります。

スマホを遅くまで見ていた時になることが多いです。

先日も、突然起きあがるので「どうした~?」と声を掛けたら…顔面をパーで叩かれてしまいました。

もちろん本人は覚えていません…。

ママのための東洋医学講座

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