2019.02.26 15:00診断ー四診法体質、病因、病理、病証と書いてきました。それらを確認していくには、その人の様子を見て(望診)、声の感じや臭いなどを感じ取って(聞診)、質問をして(問診)、お腹や背中、脈、経絡などを触って(切診)いく必要があります。まずは、その人のことをボーっと見る。そこから情報を得ることを望診といいます。目に力があって、顔の色つやもよく、背筋を伸ばし、ハ...
2019.02.05 15:00病状-心の病証心に病証はありません。心臓が止まったら、脳が指令を送らなくなったら、人は死んでしまいますね。心虚証とはそういうことです。ただ、他の臓腑から心に寒熱受ける場合があります。 でも、そのまえにまず、心を包んで守っている心包に影響が出るため、心包の病証と考えることもできます。 心、心包に病が行く前に表裏関係にある、小腸、三焦...
2019.02.03 15:00症状-腎の病証前回は肺・大腸の臓腑経絡に気血津液の虚実が起こり、寒熱が発生するとあらわれる症状について書きました。今回は、腎・膀胱の臓腑、腎の経絡、膀胱の経絡に、何らかの病理が起こると、どのような症状があらわれるかについてお話していきます。腎虚証腎には腎陰と腎陽があります。腎陰の虚、津液不足、となり、乾いて熱が停滞し冷ますことができないために虚熱症状が...
2019.01.31 15:00症状-肺の病証前回は脾・胃の臓腑経絡に気血津液の虚実が起こり、寒熱が発生するとあらわれる症状について書きました。今回は、肺・大腸の臓腑、肺の経絡、大腸の経絡に、何らかの病理が起こると、どのような症状があらわれるかについてお話していきます。肺虚証肺は気をつかさどるため、肺虚証=気虚、となります。気が虚して、発散する力がなくなると陽気が体の浅い部分に停滞し...