2019.03.07 15:00肺タイプグズグズちゃん肺タイプとは肺の気を使い過ぎる体質といういみですので、肺虚証になりやすくなります。 肺は気をつかさどる臓です。気は人間が活動するために必要なエネルギーであったり、バリア機能の働きをしています。そのため、気温の変化で風邪を引きやすく、おとなしくて泣き虫な子に多く見られます。
2019.03.05 15:00脾タイプゴロゴロちゃん脾タイプとは脾の気を使い過ぎる体質といういみですので、脾虚証になりやすくなります。脾の働きは飲食物から必要な栄養を取り出して消化吸収することですが、何かを作り出そうとするために働く臓と考えます。そのため思い考え過ぎるのも、脾タイプさんに見られる特徴です。 脾の津液が少ないと熱が多くなり、食欲が旺盛になり過ぎたり、異物...
2019.03.03 15:00肝タイプイライラちゃん子どもも、肝虚証、脾虚証、肺虚証、腎虚証に分けることができます。肝タイプとは肝の気を使い過ぎる体質という意味ですので、肝虚証になりやすくなります。肝の気を使い過ぎるタイプの子どもは、体力も行動力もあり、好奇心も旺盛です。発達がアンバランスなので、好奇心と行動行動力、表現力がつりあわず、自分の思うようにできないことが多くあるため、情緒が不安...
2019.02.28 15:00東洋医学から見た子ども前回までは、東洋医学で人をみる方法をお話してきました。ここからは、子どもを東洋医学でみる方法をお話していきたいと思います。タイトルに「ママのための~」と付いていますので、子どもの話に特化していかないと、ブログタイトルの意味がありませんものね。ここで言うところの「子ども」とは、赤ちゃんから小学生くらいまでをさしています。中学生くらいになると...
2019.02.26 15:00診断ー四診法体質、病因、病理、病証と書いてきました。それらを確認していくには、その人の様子を見て(望診)、声の感じや臭いなどを感じ取って(聞診)、質問をして(問診)、お腹や背中、脈、経絡などを触って(切診)いく必要があります。まずは、その人のことをボーっと見る。そこから情報を得ることを望診といいます。目に力があって、顔の色つやもよく、背筋を伸ばし、ハ...
2019.02.05 15:00病状-心の病証心に病証はありません。心臓が止まったら、脳が指令を送らなくなったら、人は死んでしまいますね。心虚証とはそういうことです。ただ、他の臓腑から心に寒熱受ける場合があります。 でも、そのまえにまず、心を包んで守っている心包に影響が出るため、心包の病証と考えることもできます。 心、心包に病が行く前に表裏関係にある、小腸、三焦...
2019.02.03 15:00症状-腎の病証前回は肺・大腸の臓腑経絡に気血津液の虚実が起こり、寒熱が発生するとあらわれる症状について書きました。今回は、腎・膀胱の臓腑、腎の経絡、膀胱の経絡に、何らかの病理が起こると、どのような症状があらわれるかについてお話していきます。腎虚証腎には腎陰と腎陽があります。腎陰の虚、津液不足、となり、乾いて熱が停滞し冷ますことができないために虚熱症状が...
2019.01.31 15:00症状-肺の病証前回は脾・胃の臓腑経絡に気血津液の虚実が起こり、寒熱が発生するとあらわれる症状について書きました。今回は、肺・大腸の臓腑、肺の経絡、大腸の経絡に、何らかの病理が起こると、どのような症状があらわれるかについてお話していきます。肺虚証肺は気をつかさどるため、肺虚証=気虚、となります。気が虚して、発散する力がなくなると陽気が体の浅い部分に停滞し...
2019.01.29 15:00症状-脾の病証前回は肝・胆の臓腑経絡に気血津液の虚実が起こり、寒熱が発生するとあらわれる症状について書きました。今回は、脾・胃の臓腑、脾の経絡、胃の経絡に、何らかの病理が起こると、どのような症状があらわれるかについてお話していきます。脾虚証脾は飲食物を消化吸収して体に必要なものを作っている臓なので、脾虚証=気血津液の不足、となります。津液が虚したために...
2019.01.27 15:00症状-肝の病証どこの臓腑経絡の気血津液に虚実が起こり、寒熱が発生したかによって、あらわれる症状は違います。今回は、肝胆の臓腑、肝の経絡、胆の経絡に、何らかの病理が起こると、どのような症状があらわれるかについてお話していきます。肝虚証肝は血を蔵しているので、肝虚証=血虚、となります。血虚により熱が発生した状態を『肝虚熱証』といいます。体のうるおいが不足し...
2019.01.24 15:00病理病理とは、病気の理(ことわり)、筋道。気血津液の虚実の状態をいいます。体質(素因)に、病気の原因がくわわり、気血津液が健康の状態から変動し、そこで発生した寒熱が臓腑経絡に波及することによって、病証があらわれます。病証とは「主訴」です。病証があらわれるには、図のようなメカニズムがあります。
2019.01.22 15:00病気の原因-不内外因(生活習慣)病気の原因を、体質(素因)、気候や環境など(外因)、精神状態(内因)から見てきました。最後に、病気の原因となる生活習慣、不内外因(ふないがいいん)についてです。生活習慣病と思えばわかりやすく、現代人が病気になる原因で最も多いものかもしれませんね。飲食量の不足…生きていく上で必要なものが不足し、病気に対する抵抗力が失われます。量の過剰…胃腸...